過去との決別~決着~
中学校に行ってきた。忌々しき中学校に。
大嫌いな担任とも話して、無事に手紙を渡すことが出来た。
無礼なのは手紙だけでいい。だから私は、担任には笑顔で近況報告をしてきた。
頑張ったな、私。
大嫌いな人と談笑できるようになるなんて、成長したな、私。
大嫌いな担任に手紙を渡そうと思うんだ、ってパパに相談したら、
「そんな、誰も得しないようなことはやめなさい」って言われた。
人生損得だけじゃないって私は思っているし、私が前に進むために必要なことだったと私は思っているから、私は中学校へ行ってきた。
本当は、包丁を持って担任を刺しに行きたかった。全部お前のせいだって叫びながら、殺したかった。
でもそれこそ誰も得しない。だから私はそんなことはしない。
これで過去との決別ができた。もう終わったんだ。
手紙を渡したところで私の病気が良くなる訳ではないけど、区切りはつけられた。
もう後ろばかりを向いて歩くのはやめよう。私の未来に幸あれ。