フラッシュバック
夜寝るとき、辛かった過去の記憶がひょっこりと顔を出す。
所謂フラッシュバックだ。
私は何も出来ずにただ泣き叫んで暴れて過呼吸になって、それはもう醜い姿になってしまう。
だから眠るのが怖い。眠ったら眠ったで悪夢が私を待っている。
夢も現実も私を許してはくれない。
私が何をしたっていうの?
どんな薬も心の問題には効かない。ただの紛らわしにしかならない。
だから私はこれからもこの病気を背負いながら生きていくしかない。
私、頑張ってきただけなのにな。頑張った証がこれ?
ママの言いつけを守っていい子を演じてきた結果がこれ?
やりたいことも楽しいこともわからない。
私は自我がない空っぽな人間なんだ。
自分を見つけていくのが「生きる」ってことなのなら、私には荷が重い。
人生という道から降りたい。
楽な死に方なんてないのはわかっているけど、どうしてもそれがないか探してしまう。
私、ずっとこうやって底辺を這いつくばって生きていくの?
そんなの、もう嫌だ。
誰か助けて。私を救い出して。